映画「オブリビオン」
<ネタバレ>
トム・クルーズ主演映画というジャンルのSF版として、面白かったです。
観ている時にはストーリーがよく分からなくて、後であらすじ紹介サイトを見てやっと理解できました。なるほどそういうことだったのか。
エイリアンとの戦争で荒廃した60年後の地球をパトロールするジャックとパートナーのヴィクトリア。
ジャックのパートナーヴィクトリア(アンドレア・ライズブロー)。
荒廃した地球にポツンと近代的なステーションがあって、そこで暮らしながら二人で仕事をするという、このシチュエーションがなかなかよかったです。
ジャックは消された記憶の断片にこだわっていて、「何かがおかしい」と疑問をもっているんですね。
自分だったら、多少疑問に思っても、このまま任務をつづけてしまいそう。それでは話になりませんが。
映画を見ているときは、どうもヴィクトリアの視線になっていて、はらはらしながらジャックを眺めてました。
そしてある事件から、ジャックの記憶にある女性と出会い、それがかつての妻だったということを知る。
ああ、思い出しちゃったのね。
事実を知って帰ってくる二人を迎え、激怒するヴィクトリア。
そりゃそうだ。この時は、本当に可哀想でした。
どうもヴィクトリアの方に感情移入しちゃったせいか、ジュリアのことが好きになれませんでしたね。
演じている俳優さんの好みとかもあるのでしょうが、現在目の前にいる人と、過去の人とどちらが大事かっていう人生観もあるのかな。
ちょっと一般的な見方(少なくとも製作者の意図)とは違う感情移入をしちゃったみたいで、以降のラブストーリーにはいまいち乗れなかったかな。
SF映画としても、すでにありきたりのパターンかもしれせんんが。
自分と同年代でバリバリに頑張っているトム・クルーズを見て励まされました。
頑張ろう。