オタクの息子に悩んでます 朝日新聞「悩みのるつぼ」より (幻冬舎新書) [新書] 岡田 斗司夫 FREEex (著)

大抵の悩みは、整理すると「AかBか(でも本当は両方とりたい)」という形に集約される。
だから答えは、「AかBか自分で決めなさい(一般的にはA(またはB)かな)」といった形になる。
三者が答えたら大体同じような答えになる。でも著者の岡田氏の答えはなかなか気が利いていて愛情深い。
なぜ悩むかといえば欲張りだからなので、AをとってBを諦めるということができないからなのだ。現実を直視させるために、具体的な処方箋を示したりユーモアあふれる比喩を使ったり、といった工夫が面白くて参考になった。